2014年4月28日月曜日

思ったよりメンマっぽい何か

  相方がたけのこの下処理をしてくれたので、すぐできるメンマっぽい物を作ってみようとクックパッド検索。

  参考にしたのはこちら。

  レシピはリンク先を参照して下さい。本ブログは「つくれぽ」のようなもので。

  水煮したたけのこをヘタクソに切り刻み、香味野菜とゴマ油で炒めます。
  炒めたら、手鍋に移して水投入。レシピにある調味料を順番に(オイスターソースと顆粒だし除く)入れますが、まずは砂糖を大さじ2。
  多いなあ、と思いつつ、投入してから「たけのこ4個分のレシピ」である事に気づきました。こちらはたけのこ1個。砂糖入れすぎのリカバリーは難しい。のっけから不注意による砂糖4倍量というハンディを背負ってしまいました。

 こちらが煮詰めたもの。リカバリーはしょうゆ多めで。既にオリジナルな味付けです。


   半分を他の具材とフライパンに投入、同種の調味料を追加して炒め物にしました。回鍋肉ぽい見た目ですが、何というかメンマ味です。メンマ風な物を使った回鍋肉風なもの、自炊の自は自由の自であります。


  さらに水分を飛ばしていき、煮詰まったら冷ましてタッパへ。


  保存食にしたつもりですが、持って明日まででしょう。

  クックパッドのレシピにある調味料のうち、オイスターソースと和風顆粒だしを外してあるので、牛豚鶏・卵乳製品・魚その他海産物等、動物性食材を使わない所謂ヴィーガン対応です。

  最近たまに聞かれますが、私橋本はヴィーガンどころかベジタリアンですらありません。自炊に於いては鰹節、煮干し等多用するし、戴き物ならばあまり素材は気にせず有難く頂戴する事にしています。
  ただ、選択可能な状況、特に自炊や自分で買って食べる場合は極力野菜と穀物中心にしている「ゆるベジ」「ゆるマクロビ」です。

  ベジタリアン・ヴィーガンの人々は、ともすれば「思想や健康を優先するがあまり味は二の次にしている」と思われがちですが、自分が食べたい料理について声を大にして言いたいのは味も優先、ベジ料理だって美味しくないと始まらないという事です。かつて体を壊すまでラーメンを食べ続けた頃と、料理の味に対する興味の深さは全く変わりません。

  という事を再認識させた、このメンマ風の何か。それ程の濃厚さと美味しさに仕上がりました。

  そしてやはり、ラーメン的なものにどうしても向かってしまうのでした。

2014年4月24日木曜日

gallery kissa「いぬねこ島にようこそ!はしもとみお展」にてライブ2件

 なかなか東京では生で見ることができない、彫刻家の妹はしもとみおの展示が浅草橋のgallery kissaさんで行われます。



 詳細はこちら。期間は5月17日(土)から6月21日(土)まで、最寄は都営浅草線蔵前駅です。

 リンク先クリックしていただくと既にネタバレしていますが、私橋本が2回もライブをさせていただける事になりました。

 まず5月17日土曜日、展示のオープニングイベントです。ギャラリーのオーナーにご紹介頂いたアフリカの親指ピアノ・カリンバ奏者のsageさんとのデュオ。ブログを拝見すると、オーガニックカフェでのライブや森林保護活動など、なんだか個人的に共感できる活動をされていて、ただのミュージシャン同士の出会い以上のものになりそうな予感がします。特設ページに予約フォームがあります。
 オープニングのイベントなので、18時からはしもとみおのトークイベントがあり、ライブは19時から2セットの予定で、この日はチャージ無料となります。

 そして5月25日日曜日は、今年に入って頻繁に共演させてもらっているタカスギケイさんを、初めてこちらから呼びました。


 ケイさんとのライブの時は変則セットである事が多く、25日も当日限りの自由なセッティングで臨みます。このイベントのために書き下ろした簡単なメロディーも用意していく予定です。こちらは18時~2セット、チャージ2000円です。 facebookにイベントページがあります。                                              
 余談ですが、昨日はケイさんと畑崎大樹さんとのユニット”khat”に参加させてもらいました。アンビエントな即興の合間合間に畑崎さんのオリジナル弾き語り曲を交えるという、かなり珍しい音楽形態でとても楽しめました。6月3日にまた参加させていただけるようなので、追って告知します。昨日のセットは以下のような。                                               




     
                                          


       



2014年4月20日日曜日

再開

 長らく休止しておりました「Alpine Drumming Workshop」を再開致しました。

 今回の記事はドラマー以外のジャズ・プレイヤーの方々向けのお話です。どうぞご覧になって下さい。 
                    ジャズのカウントの出し方講座

2014年4月18日金曜日

橋ワタシ学session vol.3 「無念無想」について

 さて、ご紹介が遅れました橋ワタシ学session.vol3「無念無想」について。

 これまでvol.1・vol.2と、自分より若い世代の力を借りて、推進力と豊富なアイディア、柔軟性を全面に出してお送りしました。次回は一転して先輩方にお願いしました。音楽的にも人間的にも(ここが重要)ある種悟りを開いているようなメンバーです。

 guitar 市野元彦 web site

 橋爪亮督グループで出会ってからずっとご一緒させて頂いているので、もう共演歴は10年以上になります。ジャズ・ミュージシャンの中にはジャズ=ソロ=自己表現=俺が俺が!な人もいまして、自分はそれが苦手なのですが、市野さんはその真逆のキャラクターに感じます。その場をより良くするためにどんどん引き算をしながら、とんでもないイマジネーションで見事なコントラストも生み出せます。ギター1本と特殊な音響機器のみで、ギターをはるかに越えたあらゆる表現をしてくれます。一緒に演奏しながら沢山の事を学ばせてもらいました。ご自身のバンド「rabbitoo」のCDがリリースされましたが、これが各所で大変話題になっています。
 人間的には、メールの返事一つにさえ常にユーモアを忘れない素敵な一面もあります。

 bass 増根哲也   facebook

 かつて、アルトサックスの渡辺てつのバンド「風」でのライブやレコーディングで共演、その後最近ではピアノの宮前幸弘さんのトリオで定期的に共演させて頂いています。
 基本的にはアンプを一切使用しない生音でのプレイ、隣で音を出すだけでこちらのタッチが補正されます。お聴き頂ければ「ウッドベースってこんなにダイナミクスがあるんだ!」と驚かれるでしょう。
 必要な音しか出さないけども行間でめちゃくちゃ語るので、行間がとても広い。さらにはプロの音響エンジニアでもある事から「俺は○○ヘルツの帯域弾いてるからさー」みたいなセリフが普通に出てきます。ご自身のプロジェクトは大編成、最小から最大まで全ての規模が見えているかのような佇まい。いつもベースプレイよりもアレンジやアンサンブル、曲構成の事を考えている人です。

 こんな濃いお2人同士が初対面。と自分。さあ、大変なセッションを組んでしまいました。

 音楽と向き合い、生きる事と向き合っていくと、あーでもないこーでもないともがきながら結局1周して元に戻ったように見える事があります。しかしこれは一見そのように見えるだけで、2周目は確実に違うステージを歩んでいます。
 間違いないのは、市野さんも増根さんもその意味で10周くらいはしているだろう事。そんなお2人なのできっと通じ合ってくれる事でしょう。それが今回の狙いです。



 5月14日水曜日外苑前Z.imagine、必聴です。


 ※会場が細長くなっており、ステージお近くでの観覧をご希望の方は事前にご予約承っております。

 03-3796-6757(午後6時以降)

 もしくは



 までご連絡下さい。

2014年4月11日金曜日

3月30日ライブ動画

 3月30日の橋ワタシ学session vol.2「百花繚乱」より、Reel Peopleの「The Rain」。


  ここまで大幅にアレンジを加えたカヴァーは初めてです。歌詞の内容が「雨乞い」的なので、ある種儀式のようなイメージで曲を始めてみました。
  アレンジして譜面を作る事に今まで自信がなく、怠けてきましたが、今回のこの曲と「Aldeia de Ogum」でかなりハードルが下がりました。

  橋ワタシsessionでは今後、メンバーに合ったカヴァー曲を必ずお送りします。個人的に好きな洋楽ロックはもちろん、思い切って私達世代を直撃した日本の歌謡曲をも視野に入れています。

2014年4月10日木曜日

小林桂「ハンサムJazz Live」

 お知らせがいくつかあるので小分けに記事にしていきます。

 久々に公共の電波に音源が流れます。去る2月20日に六本木のSTB139で行われた「小林桂”星に願いを”CD発売記念live」の模様が、NHK-FMの「ハンサムJazz Live」という番組で放送されます。日時は4月29日の午前0時~0時50分、つまり28日月曜日の深夜です。

 詳細はこちら。アーティストプロフィールをクリックして頂くと私も画像の端っこに出ています。
この日は個人的に付き合いの長いピアノの石田衛君が初参加。興味深い内容になっていますので是非お聴きになってみて下さい。

 小林桂グループ、ゴールデンウィークに徳島に行きます。専用ページはこちら

2014年4月1日火曜日

橋ワタシ学session vol.2「百花繚乱」を終えて

 3月30日日曜日は春の嵐が吹き荒れました。外苑前近隣ではプロ野球のオープン戦が中止になり、なんとAKBのコンサートも中止になりました。
 そんな中、我らがジマジンでは橋ワタシ学session vol.2「百花繚乱」を開催させていただき、悪天候にもかかわらずお客様もご来場下さいました。この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。

 セットリスト

1.Ladies in Mercedes
2.Bamboo grasses@鎌倉華蔵院
3.Witch W→E
4.Espoir
5.The rain
6.帰る処が無い人
7.Aldeia de Ogum
8.Defensor

 メンバーを最初に決めて、音を想像しながらキーワード「百花繚乱」を決めました。その後、春に花がパッと咲いて散っていく空気感をテーマに、そのイメージを喚起させる選曲を厳選しました。
 「The rain」だけ雰囲気違うなと思っていたら本当に天候がthe rainになってしまったし。アレンジ上どうしてもダンスが欲しくなり、急遽Wataru君にお願いしたら本番でバッチリ流れが決まったこの快感。それに織原良次の旨味溢れるベースラインの絡みと、細川千尋のダンスに対する反応の良さがたまりませんでした。10代後半のダンサーと20代前半のピアニスト、反応のスピードが段違いです。

 全体的に出てきたサウンドはイメージ通り、即興によって広がっていく空気感は想像したより瑞々しいものでした。どこまでも明るく、良い意味で屈託のないトリオでしたが、ほんの一瞬牙をむくタイミングがありゾクゾクしました。
 正直、次回がもしあれば、その牙の出し方を意図的にコントロールして音楽に厚みを持たせる事ができます。さらにはテンポやダイナミクスも調整して完成度も上げられます。
 しかし、初共演の瑞々しさと緊張感を目の当たりにして頂く、これが「橋ワタシ学session」の醍醐味ですので、このシリーズに於いては「もし」はありません。

 もちろん、楽しかったのと色々な可能性を感じたのでもう一度やりたいというのも本音です。そこをぐっとこらえ、次回は全く違うテーマに挑みます。

 最年長のおじさんの反省点は、本番前に譜面を全部カバンにしまい込んだ事、ドラムソロ中にペダルを破壊した事、次回のチラシの納期を勘違いして間に合わなかった事でした。そのチラシがこちら。


 一転、最年少になります。仙人2人に囲まれて霞を食べに行こう。詳細は次の記事で!