2013年6月4日火曜日

甲武信ヶ岳(2475m)

 自分の史上最もきつかった登山をやってきました。以下ヤマレコより転載。

 

コースタイム

 6:55道の駅みとみ-7:20近丸新道登山口-9:40徳ちゃん新道合流-11:40木賊山山頂-11:55甲武信小屋-12:20甲武信ヶ岳山頂

12:50甲武信ヶ岳山頂-13:30木賊山山頂-16:30徳ちゃん新道登山口-17:00道の駅みとみ

感想/記録

みとみを出発、人気の山の割には人は少なかったです。

1番右の山と、その奥まで登ります

 マップのGPSデータの方にはエラーが出て直進していますが、実際は迷うことなく近丸新道入口から登攀開始。途中沢を渡るまでは傾斜も緩やか、崩落箇所も慎重に行けば危険には感じませんでした。下を見ると…ですが。

気持ちの良い軌道跡

 沢越えの直後から一気急登。歩幅を小さく急がず、しかしなるべく休まず登りました。ペースが早すぎると確実にバテる、結構な急登です。

 徳ちゃん新道との合流点付近は、シャクナゲのトンネルをくぐる独特な登山道。ただしシャクナゲ自体は落ちてしまったのか、あまり見られませんでした。
 まだまだこの時点では足腰も元気。たまに絶景スポットがあり、車を停めた広瀬ダム付近が見え、歩いてきた行程を俯瞰することができました。

 
湖の手前の白い所から歩いてきました。これで登りの半分くらい。

 そろそろ足が疲れてきたな…と感じ始めてから、木賊山山頂までが長かったです。しかもまあまあの急登。自分は下りでものすごく体力(脚力)を消耗するので、こんなところでへばってはいけない!と自分に言い聞かせていました。

 やっと木賊山山頂着。標高2469mなのに山頂は木々に囲まれ、森林限界ってどうやって決まるんだろうかと思いながら先に進みました。ちなみに少し手前に山頂クラスの絶景ポイントがありました。
疲労記録

 木賊山からは一旦下り始めます。それが結構な下り。途中で甲武信ヶ岳が姿を見せます。形の見事さに感動する一方で、「うわーまだあんなに登るのか」というのも正直思いました。

あの上まで行くのかよ…

 100mほど下って最後雪道を慎重に下りきったら甲武信小屋に到着。トイレをお借りし水をいただきました。どう考えても車で近づけないこんな立地で、ここまで立派な設備を管理・維持されている事に驚きました。

 行動食と水分を補給したら山頂を目指して再び登ります。鷹ノ巣山の「ヒルメシクイノタワ」からの最後の登りを彷彿とさせる急登。きついけれども登頂の快感のために頑張る。甲武信ヶ岳はとにかく「たたみかける」山という印象です。

 12:20ついに登頂。曇りでしたが近場の山々、南アルプス、八ヶ岳連峰あたりまでは拝めました。

ハードすぎて偉そうになる

浮世絵のような富士山

なでる

 曇空もまた良いものです

 昼食をとり、時間も時間なので12:50下山開始。

 ストックを使っての下山で、しばらくは足も自由に使えていましたが、本当に下山時の足の消耗に弱く、この日もしばらくすると足の疲労がピークに達しました。土に埋もれた岩や木で足を滑らせ踏ん張りがきかずに二度ほど尻餅をつき、ペースがあまりに落ちてしまったため、途中から同行の相方にトップを代わってもらいました。
 下山時は徳ちゃん新道を使いましたが、足の疲労で意識が朦朧としていて、風景の記憶はあいまいです(笑)。

 やっとの事で徳ちゃん新道登山口へ。屋久島30kmトレッキングと雲取山日帰りの時も足の疲労で参りましたが、ここ甲武信ヶ岳は一番きつかった。自分の持つ足の機能、スタミナを100としたら150を要求された位きつかったです。膝が笑うどころか両足全部が大爆笑して気がふれてしまうレベル。そういう意味では、レベルは低いですが自分の力を出し切れて(使い果たされて)大満足な山行でした。

コース状況/その他周辺情報

  近丸新道の崩落箇所は、砂状のため踏み込みながらゆっくり歩行すれば問題なかったです。ロープもあります。
 アイゼン・グリッパー持参でしたが、残雪は木賊山~甲武信小屋間に数箇所、凍結していなかったので登山靴のまま歩行しました。強いて言えば甲武信小屋手前数mの下りが少し滑りやすいぐらいですが、雪の無い部分を歩けば問題ありません。
 どちらかというと下山時のザレ場の方が滑りやすく、疲労で踏ん張りもきかずに二度ほど尻餅をつきました。

下山後、「不動小屋ドライブイン」でよもぎ餅(2個155円)と山菜そば(630円)いただきました。よもぎ餅はとれたてのよもぎの香りが鮮やかで、そばにはコシアブラの天ぷらをサービスしていただき、とても美味しく、疲れた体に染み渡りました。

動画 

 今後、山頂で何らかのソロ演奏をした動画をシリーズ化していきます。まずは今回甲武信ヶ岳におけるドラムンベース曲「2475Kobushi'n'bass」。この頃はまだ元気でした。



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